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2011.02.27 つめたい
ttp://www.sugoren.com/report/post_1313.php

mixiで見つけたスイーツ(笑)系記事の【8】を見て。木日しか思いつかんかった。
スイーツ(笑)系記事はBL変換すると結構鉄心、いや鉄板な件

追記から木日変換
時期的にはきっとウィンターカップちょっと前くらい


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体育館を出た途端、恐ろしく冷たい風が頬を切りつける。

「さっみ、」
さっきまでバスケしててあんなに熱かったのに。残っている熱を奪われてなるものかと日向は首を縮こめてマフラーに鼻先を埋めた。
「鍵返してくる」
「早くなー」
待ってろ、とも待ってる、とも互いに言わず。
木吉が戻ってきてから二人で帰るのが当たり前になっていた。
最初は二人のどちらかが最後まで自主練をしていることが多いとか、練習メニューや方針なんかの話をつめるためだとか理由は色々あったのだが、それが単なる習慣に変わったのはいつだったろうか。
なんにせよ口で言うほど日向は木吉を嫌っていなかったというのが正直なところだ。…天然面倒臭ぇとイラつくことは多々あるにしても。

残っていた教師にバスケ部遅くまでやってるな、頑張れよと労いの言葉を掛けられつつ、体育館と部室の鍵を返却し木吉が待つ校門へ向かう。
「日向、さむい」
「知るか。俺も寒いわダアホ」
暫くの間とはいえ寒風に晒されていた分だけ余計に冷えているのかもしれないが、そこまでは知ったこっちゃない。
「日向つめてー…心まで寒いぜ」
「お前の言ってることも充分寒いからお互い様だ」
すっかり日の落ちて暗い道行きを二人で急ぐ。気温もだが今日は随分と風が強い。
バスケのことや他愛のない話題で時間が過ぎるのはいつものこと。ただいつもに増して寒い。日向は強風の原因であろう低気圧を呪った。
制服のポケットに突っ込んだ指先が徐々に固まっていくのが判る。

ふと会話が途切れた瞬間、酷く真面目な顔をした木吉が唐突に左手を差し出した。
「手繋ごう」
「はぁ?」
「あっためて」
日向は思った。あー天然面倒臭ぇ。マジめんどい。
「それはないわ」
眉が下がり、不満というよりは寂しそうな表情になるが、手は日向に向けて差し出されたまま。
「指の感覚がなくなりそうなんだ」
「せめてもうちょっとマシな方法考えろダアホ!女子相手ならともかく男同士で手繋ぐとかその方が凍えるわ」
木吉は時々、いや結構な頻度で男子高生にあるまじき要求をする。
以前からややスキンシップ過多な奴だったが(逃げ回る日向を捕獲する意味もあったかもしれない)、夏に復帰してからは余計にその傾向が強くなっている気がする。
「…あー、もう!ちょっと待ってろ」
結局は拒否しきれない日向にも原因はあるのだが。
俺犬より猫派なんだけど、なんだあの大型犬の目はと訳のわからない独り言を呟きながら家路とは異なる方向に走り出す。
「日向?」
状況を掴めずに暫く呆けてしまった後、待ってろと言われたものの木吉は日向を追いかけた。
路地を曲がった先でガシャン、という音が聞こえる。視線を向けると自販機のやけに白い光に照らされた日向を見つけた。
「ほれ」
屈んで取り出し口から掴みだしたのは、日向自身は好んで飲むことのない甘いミルクコーヒー。
それが視線も合わさず木吉に向けられる。
「…ポケットに突っ込んで持ってりゃ多少マシだろ」
やや赤く見える頬は寒さのせいか、手の中のコーヒー並みに木吉に甘い己への悔しさ故か。
「いらねーのかよ」
折角買ったのに冷めちまう、と眉間に皺を寄せて木吉を見上げた瞬間、
「いる」
両手で缶ごと包まれた。
「ちょ、鉄平、離せ!」
「日向の手もすげー冷たい。二人であったまれば良くないか?」
良くない。恥ずかしいし、このままじゃ歩けねーからお前片手は離すだろ、お前も俺もあったかいのは片手だけじゃねーか。現に今俺は左手は冷たいまんまだ。全然良くない。

なのに何で黙った俺!

結局コーヒーは日向の右手に収まり、その右手は大きな左手に覆われたまま木吉の制服のポケットに収まった。
そんな訳で距離も近い。近いと言うかもう傍目から見たら肩を寄せ合っているとしか思えない距離だ。
「日向」
眉をしかめた、でも隠しようもない赤い顔でちらりと斜め上を見上げると底抜けに嬉しそうな笑顔で日向を見つめている。
「ありがとな」
「…っ、お前のそういうとこ、嫌い」

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バスケットボールを掴める位デカい手が甘いコーヒー(木吉の好きなもの)を持ったキャプテンの手(木吉の好きなもの)を掴むってのが書きたかったのにうまく萌えを伝える文章にならなかったのだよ!

無自覚両片思い。いや木吉はちょっと自覚有り。
しかしこんなべったりしてて付き合ってないとか有り得んわー!それとも木日なら有り得るのかー!野郎二人の手+缶コーヒーが入るってどんなデカいポケットだよ!コート着せればよかったのか!でも通学中の高校生みると制服のみだよ!
自家発電とか何年ぶりだと思ってやがる!約10年書いてない!リハビリってレベルじゃねーぞ!だからこんな体たらくなんだ!
とにかく木日増えろ!
明日のおじゃんぷ様次第でまた自家発電しにくるかもしれません。
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